ヘアカラーで最も重要な事。
色の染まり具合?
色の持ち?
もちろんこれらも大事です。
ただそれ以上に大事なのが、残留物質を残さないこと。
ヘアカラーの主な残留物質は、アルカリ剤と過酸化水素。
これらがヘアダメージや髪の老化の原因になります。
え?でもカラーの後にしっかりシャンプーしてくれるでしょ?と思う方もいるでしょう。
これらの残留物質は一度髪に入ると、毎日シャンプーしても10日間から2週間は残り続けます。
正味、髪のダメージなら切って仕舞えば良いのですが、髪の老化は頂けない。
ある程度年齢を重ねてくると、白髪や毛量の減少といったお悩みが出てきます。
こういったお悩みを残留物質が加速化させるのです。
この加速化したお悩みを解決するのは本当に難しい。
長い期間での蓄積なので、元に戻すのは今の毛髪化学では不可能に近い。
美容師を長年やっていると、残留物質を除去するのとしないのでは本当に差が出るのを実感します。
ちゃんとした残留物質を除去する薬剤と工程を経る事が本当に大事なのです。